2019年2月3日日曜日

Azure (App Service) に EC-CUBE 4 をインストール


SYSTEM_KD です。

自分用のEC-CUBE3 デモ環境を Azure に構築していますが、EC-CUBE4系も欲しいなということで、今更ながらEC-CUBE4 のデモ環境を Azureに構築したいと思います。

ちなみに、なぜAzureかというと、「」で「便利」で「安い」からです。

App Service を利用すれば、マネージドな環境なのでサーバの設定を気にすることもなく楽。
SSL証明書も付いてる(もちろん独自ドメインでな無く、そもそもLet’s Encryptを使えば気にしなくても良いというのはありますが・・まぁ環境作ったら付いてるので便利)
安いのは、そのままです。無料で使えます。


App Service 作成


では、環境作成します。

Azure にアクセスして、左側のメニューから App Service を選択します。


image

App Service のページが表示されるので、「+追加」から「Web Apps」を選択します。

作成をクリックして、「アプリ名」に好きな名称(ドメイン名になるので、他の人とかぶるとダメ)を指定。

リソースグループは「新規作成」を選択。(別に既存があるなら既存でも良い。自由に)

OS は「Windows」を選択(Linuxを選ぶと有料)

公開で、「コード」を選択。(Docker イメージは有料)

App Service プラン/選択で、新規作成から、場所は「Japan」で、プランは、「開発/テスト」の「F1」を選択。

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(しばらく見ないうちに、UIめちゃめちゃ変わっている。。^^; 


「作成」で環境用意完了!!


App Service で先程作成したものを選択して、概要の「URL」をクリックすると、デフォページが表示されるかと思います。


EC-CUBE4 をインストール


環境が作成できましたので、インストール作業をすすめていきます。


ソースコードをアップしたいのですが、FTP経由でアップすると時間がかかるので、Git でアップしたいと思います。


メニューから、「デプロイセンター」を選択して、「Local Git」を選びます。
※ここらへんも前と変わっている・・・。


ひとまず、git clone します。


clone できたら、そこに EC-CUBE4のソースを配置して、コミットして、push します。


※ディレクトリを作成して、その中にソースを置くと Azure 側の「仮想アプリケーションとディレクトリ」の設定を調整する必要があるので、とくにディレクトリは作成せずそのままソースコードを配置


これで配置は完了。


さくっとインストール。


のはずが、微妙に罠がありました。


まず、web.config でエラーが発生してインストールが表示されない。

<add segment=”bin” />

を削除して対応。


ついでに、 git 管理から、 bin ディレクトリを除外。


app/Plugin ディレクトリが空で、git 管理から外れるため、.gitkeep を追加。

同じく、app/Customize/Controller と app/Customize/Entity にも、.gitkeep を追加


終わりと思いきや、まだあります。。

app/template/admin
app/template/default
app/template/user_data
app/proxyentity
app/PluginData
src/Eccube/Resource/doctrine/migration

にも同様に、.gitkeep 追加


再度 push して、インストールにトライ!


重い。。



image


ようやく、インストール画面。


DBは、MySQL In App を使います。


Azureのコンソールで、

D:\home\data\mysql
に移動すると


MYSQLCONNSTR_localdb.txt があるので、表示すると接続情報が書いてますので、DBへの接続情報はそれを利用します。


image


なんとか、インストール完了。


git 経由でアップしたことによって、色々とハマりましたが、4系用の検証環境ができました。


ただ、Azure 無料プランで無理やり動かすのは厳しいようで、最初の表示はかなり時間を必要とします。
(キャッシュが生成されれば、それなりには動きます)


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